「あんたの親戚じゃないの？こっちはゴリラ型だけどさぁ、向こうはポケットモンキーみたいな感じぃ」
「やるで、俺はやったるで…！」
「ダンナ、やったぜ、やったぜ…！！」
今回は長さんが主人公かと思いきや、加藤茶が実質的な主人公。
態度はデカいがドジばかりの刑事が長さん、その長さんと腐れ縁なチンピラに加藤茶。そんな茶演じる加藤がギャングの取引に使われる5億円の宝石を横取りしたことからこじれていく騒動。
長さんの刑事仲間に仲本工事、志村けん
事件の鍵を握る中華料理屋店主にブーさん
チンピラの中ボスに伊東四郎(若っっ！！)
長さんの妹(元婦人警官)に悠木千帆時代の樹木希林
刑事とは？を滔々と語る長さんの立ち回りから幕を開ける本作
1作目と比べるとズッコケ刑事ドラマ見てるかのような、一応ストーリーも人情ドラマもしっかりある。
口は立つがとにかくやることなすこと情けない長さんに、とにかく口がうまくてヘラヘラ軽い加藤茶。
この2人のやり取りがメイン。
テンポは良いけど、悲しいかな登場人物がみんないけすかなくて見ていてあまり良い気はしない座面ばかり笑
長さんは鈍臭い身から出た錆の加藤も、事情も知らずに泣きおどしの加藤の姉も…
てかボーっと見てたらキャンディーズ出てきてビックリした笑
男のハードボイルドで展開していき、そのまま渋く終わるのかと思いきや、そんなわけないわな、ラスト10分は結婚式場でみんなで追いかけっこ、ケーキ投げ合いつつの超激烈コント仕様！！
景気良く人もセットも小物も使うなぁ。
超早口で捲し立ててるのに、一切噛まずに滑舌良く喋る加藤茶、この人は生粋のコメディアンだなぁ〜
一瞬研ナオコかと思った、どう見てもハーフ顔の美人マミ役のビーバーが気になった(彼女自身は純ジャパ)。顔立ち派手だけどチャキチャキの気の強い女役で、最後の最後まで活躍してたのは良かった。
ラストは往年の刑事ドラマっぽくて良き◎
