昨日見たのもそうなんですが、
割とちゃんとした映画なんですよね。
かなり撮影日数もかかってるし
リハーサルも相当やらなきゃ撮れない内容。
8時だョ!全員集合を毎週収録しながら、このレベルの映画を毎年2本撮るって。。
ほんとに労基なんて守られてなかったんだろうなぁ。。
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こっちの方は面白いですね。
監督が変わったのもあるかな。
Gメン75やキーハンターなどの刑事ドラマを多く撮る瀬川昌治監督。
喜劇映画もたくさん撮ってるだけあって
こっちでは今見ても笑っちゃうシーンもいくつかありました。
悠木千帆(改名前の樹木希林)や伊東四郎はさすがに面白い。
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いかりや長介がみんなからコケにされるのは同じだけど
すべてを理解していかりや長介を支える女性が2人いる。
やっぱちゃんとこういう人がいてくれると安心して見てられますね。
『極楽はどこだ!』ではほんとにいかりや長介が哀れすぎて。。
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五億円の宝石を巡って
ヤクザと警察(いかりや長介)とチンピラ(加藤茶)の三つ巴の騙し合い。
話の軸は、いかりや長介と加藤茶が擬似親子の人情噺。
チンピラ加藤茶を信じたいいかりや長介と
いかりや長介に父親の幻影を見つつも金の魅力から逃れられない加藤茶。
なんかこち亀の感動篇みたいな話でした。いい意味で。
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ラストの大乱闘の場所は、なんの理由もなく和式の結婚式場。
今となっては絶対に見られないドタバタ。
コメディ映画だろうとコント番組だろうとここまでのドタバタはもう地球上で見ることはできないですよ。
映画『カツベン!』が、あえてのドタバタをやっていて、それはそれで感動でしたけど
まったくあえずに
一切の恥ずかしげもなくまっすぐな気持ちでのドタバタ。
ケーキファイトも本物のケーキを使っていて豪勢。
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ラストも、そりゃそうなるよね、というラスト。
うん、なんかいいもん観たなという気にさせられる一本でしたよ。
あ、志村けんはチョイ役だし、いい味も出してない。
ブーさんはチョイ役だけど、いい味出してる。