MMM

ドラミちゃん ミニドラSOS!!!のMMMのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

藤子不二雄が1989年に描いた2011の世界。
そんなにまだ世界は進んでないなあと思うところもありつつ、まあだいたいこんなもんだなと思うところもあり。絶妙なラインで描いてて感心した。
まさかののび太の子供がジャイアンポジになっててジャイチビがいじめられっ子になってるとは…!とても新鮮だった。骨川家は相変わらず金持ちだな。
ノビスケがボールをジャイチビにあげて「ノビスケからボール取ったって言ってやれよ」みたいなセリフにはとても感心した。ただのいじめっ子なんじゃなくて、ちゃんと優しいところもあって、あの3人ってそういう絶妙な関係性で成り立ってるんだよなあ…
そしてスネ夫は社長になっててジャイアンは大型スーパーみたいなの経営しててわりとみんなすごいよね。のび太も有能優男みたいに成長しててびっくりしました。
潜水艦が沈みそうなところで呑気なミニドラにちょっとイラついてしまったけど、そこがミニドラの可愛いところでもある。
あと未来ののび太たちの姿を見ると、いつもそこにはドラえもんはもういなくてとても寂しい気持ちになる。いつかあの2人にも別れが来るんだなあといらぬ想像をして悲しくなる。ドラえもんはのび太の元を去った後はどうなるんだろう。また別の子供のところへ行くのかな…
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