ロサンゼルスの企業に就職した主婦ジュディ（ジェーン・フォンダ）、ベテラン社員ヴァイオレット（リリー・トムリン）、グラマーな秘書ドラリー（ドリー・パートン）は、卑劣にセクハラを繰り返す上司に復讐しようと行動に出るが、思わぬ展開が待っていた。
いかにも80年代なドタバタコメディ。
セクハラ、パワハラへのリベンジものの先駆けと言えるのかもしれない。
出てくる作戦はマヌケでセリフはナンセンスだけど、女性蔑視、会社優位の企業を叩くというコンセプトは時代先取りだったはず。
“女性はスポーツしないからチームワークがない” とか “年増のブスが多い” とか、今ではありえない言葉が飛び交うけど、この頃は現実にあったんだから凄い。
その他、長電話用に受話器を肩に置く装置とか、ファッションも驚き懐かし場面がいっぱいで、そんな視点の楽しみ方ができた。
肝心のストーリーは薄っぺらい上に、妄想シーンがやたらと長くて、途中で早送りしたくなってしまうけど、バイオレットの妄想だけは可愛くて楽しかった。
ドリー・パートンの歌は文句なしにいい！
