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バラ色の選択の先生のネタバレレビュー・内容・結末

バラ色の選択(1993年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

一定の水準に達する出来映え。ドタバタコメディーで軽く見られる。

原題が愛かお金かだが、主人公はほとんど夢=お金のため、であまり愛のためという要素が無かった。最後の選択で夢を捨てて愛のために走ったけど。

接客係というのいまいちわからないが、今だとコンシェルジュで良いのかな。めちゃ大変。執事みたいなもんじゃん。
劇場のチケットのやり取り面白かった。なにげに女性が混じってたのも良かったな。

チップ文化もわかる。
主人公ダグのプライベートな生活は、ろくに友達もいないし、テレビを見て楽しむしかない、孤独さが現れていたのだと思う。車のキーや音に反応して照明が消えるのはこの時代だと近未来的だなと感じた。

普通に考えれば既婚者との不倫、愛人というのはおすすめしないけど、この時代は、まあまあ受け入れられているのが辛い。

昔話みたいに、笠地蔵みたいに、親切にしたら親切を返されたというオチで良かった。でも普通、お客が会社の社長かどうかわからないのか?お金の使い方が地味だからわかんなかったのかな。てか、社長夫妻なのに、しょぼい格好や演出だと、奥さんだって、この人は私にお金を使うのが嫌なんだと思って不機嫌にもなるのは当然だな。これはうがちすぎだが。

でも、客の世話をするのはダグの仕事なので、どこまでサービスで親切なのかちょっと曖昧だったのが残念。
リターンの見込みが少ないものにも親切にしたからってことかな。
チップ断ってたし。

ドタバタ具合が良かった。マイケル・J・フォックスは童顔だな。子供っぽく見える。アップで皺とかわかる感じ。
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