8 1/2で片鱗があったマストロヤンニのダサさと情けなさの真骨頂がこの作品で観れる。
イタリア映画らしさが随所に現れていて、個人的にはダニエルシュミットにも似てるのかなって感じもした。ジプシー音楽は…
このレビューはネタバレを含みます
ニキータ・ミハルコフ監督作。
銀行家令嬢と結婚したロマーノ(マルチェロ・マストロヤンニ)とロシア人女性アンナの愛の行方を描く。
「私には全てがあり、全てが無い」
諦観したロマーノの言葉が印象的だ…
淡々と船の中で、昔の話をするマストロヤンニ。
若く、勢いのある時の自分が、愚かな結果を生んでしまい
最後の最後は悲しい内容。
またもう一度みたいー。
どーやってみるのか方法を模索。
この頃の俳優…
前半良くて、後半は退屈で、ラストでようやく持ち直した。
前半はチェーホフの「子犬を連れた貴婦人」後半は「ひまわり」。
道化を演じ続けた男が、幸福より平穏さを優先した結果の苦々しい結末に、フランシス…
義母に嫌われているロマーノは、患い、湯治所へ向かう。そこで出会った美しいロシアの女性と恋に落ちるが、、。先客を舞台に、男が過去を振り返る形で描かれる。人生で本当の気持ちを押し殺し、平穏に過ごすことを…
>>続きを読む原作は、チューホフの『子犬を連れた貴婦人』。ロシアの霧や自然の描写とフランシス・レイの音楽が秀逸。
そしてマストロヤンニのダメ男ぷりはかんぺき。「僕は全てを持っているが、何もない」誠実さのないやさし…