ハッタリ感たっぷりのオープニングに、宍戸錠が自分で作詞してるテーマ曲、明らかに怪しい小池朝雄の出現。滑り出しは順調だっだが中盤以降からテンポが急に悪くなる。
頼れる協力者の金子信雄も警視庁から出ることがなく、前作と比べてのスケールダウンが悲しい。笹森礼子も見せ場が少なく魅力が出しきれていない。葉山良二のキャラも相変わらず真面目で良いが、これもあまり活かされていない。
「銭と女には遠慮するなっていうのが死んだ親父の遺言でねぇ」など、相変わらずジョーの口から出まかせ哲学が聞けるのは楽しいし、他にもこれアドリブだろうという仕草やセリフも自由自在で悪くないのだが……