いちみる

エコールのいちみるのネタバレレビュー・内容・結末

エコール(2004年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

❤️‍🔥

原題໒꒱˚.*
Innocence→無邪気、無垢、純潔、純真
邦題໒꒱˚.*
ecole→学校(フランス語)

キャッチコピー໒꒱˚.*
✯大人に孵化する前の、純粋無垢(イノセント)な少女たちの世界へ、ようこそ
✯そこは完璧なユートピア。少女たちはどこから来て、どこへ行くのか?

🌹疑問盛りだくさん。最終的に疑問だった事が全て分かるかなと少し期待していたけど…やっぱり最後まで抽象的な作品だった。
🌹白い衣装の少女達は、モンシロチョウのメタファー。エディット先生が蝶々の標本収集していたり、色んな所で蝶々要素が出てくる。エヴァ先生は最初のバレエの授業で最年少組を青虫と言っていた。先生達は青虫の最年少を蝶々の最年長へ育てているんだろうな。
🌹少女達が、色違いのリボンを順番に付け替えていくシーンなんか好き。
🌹「服従こそが幸福への道」
🌹先生達、外の世界に出て何があってまた学校の教師として戻ってきたんだろ。男絡みのトラウマ若しくは失敗なんかをしちゃったんだろうな。
🌹イリスの脚のケガを気にするエヴァ先生、アリスの足を拭く使用人、ビアンカの脚でなら外でも売りになると言う使用人…見た目、特に脚の綺麗さが男性を魅了する武器と考えている。
🌹最年長組、あの後どーなったんだろ。外の世界の別の学校で新しい生活が続くのかな?それとも、外の世界に返すね、バイバイで終わりなのかな?
蝶々の成長を考えると、最年長組は成虫になった段階。成虫はこれ以上、成長しない。あの学校が成長期間中に必要な施設だとしたら、最年長組、もー学校通う必要ないよね。やっぱり元気でね、さよならバイバイなのかな…。
🌹ビアンカも先生達みたいに学校に戻って来ちゃったりして。

💄••┈┈┈┈┈以下ネットより┈┈┈┈┈••💄

🌹ビアンカは、バレエのラストステージで、客席の男性から「美しい」という賞賛とともにステージに投げられた赤いバラをもらう。その白い衣装に映える「赤」という色はそのまま初潮の血を暗喩しているといえる。
🌹ベッドの下にあった缶の中からギリシャ彫刻のような、ムキムキメンズの宗教画のような絵が…。こっちで言う春画的な扱いなのか…。客席で拾った手袋をはめて自分の脚をさすり出すビアンカは、きっと自慰行為をしたと思われる。
翌朝、罪悪感や後悔、嫌悪感なんかの負の感情を抱きバラと手袋を湖に捨てる。
🌹ラストシーンでビアンカは勢い良く吹き出す噴水をまるで娼婦が男性器をまざくるように撫で回しながら、出会った少年に微笑む。これは、ビアンカが性に目覚めた瞬間、もしくは、始まりを意味している。
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