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エコールのunkoのレビュー・感想・評価

エコール(2004年製作の映画)
3.2
今なら映像的にアウトすぎる。

どの時代、どの場所かは不明であるが、棺に入ったまま目覚めた少女イリス(ゾエ・オークレール)。家族と離れ、謎の花園での生活が始まる。世話を焼いてくれる年長者のビアンカ(ベランジェール・オーブルージュ)にべったりなイリス。ある日、紫リボンを着けている年長者だけの出掛け先についていくイリスであったが…。

フランス語で小学校や流派などを意味する。
幼稚園(3年)~小学校(5年)に相当する少女達7人が共同生活をしている。年齢によりリボンの色が分けられ、年長者は紫のリボンをつけるらしい。
主人公の少女イリスが来る前はナターシャという少女が紫色のリボンを着けていたらしいが、”いなくなった”らしい。
同じルールに則り、複数の各棟(5棟ある)に生徒が存在する。一応大人は寮母と教師が存在するが、全員女性で構築されている。

フラフープやリボンを幼いころからやっているから、体育系のエリートスクールかと思っていたが、葬儀までこの施設で行っている。
しかも棺に刻印されている七芒星から宗教的な意味合いを感じる。

男がいない花園、ある一定年齢に達すると外へ。中には早熟(美人でうなじがポイントらしい)で外へ出される子も。
結末は曖昧ではあるが、ドナドナを思い出す。
少女から女性へ。そしてすぐに忘れてしまう。
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