エヴォリューションの監督作品だったとは。
寄宿舎のような場所で生活する少女たち。
皆同じ真っ白な制服に身を包み、学年により髪を結えるリボンの色が違う。
少女たちの上半身が露わになるとドキリとしてしまうけど、自分の幼少期や娘を育ててきた経験からすると女の子ってこんな感じだよなぁと思う。
パンツなんて平気で見せながらでんぐり返しするし下着で水遊びだってする。
そこに楽しさがあればなんだってやるんだ。
溌剌とした少女のスラリと健康的な脚やみんなで集まってベタベタスキンシップするところなんて、美しさしかないだろう。
子育てしながらなんでこんな防衛ばっかり教えなきゃならないんだよと思ったことがあった。
ミニスカートの好きな娘に下着が見えないようにしなさいとか、後ろに誰かくっついてないか気にしなさいとか。言い出したらキリがない。
いつから女性や少女の身体はエロティックなものとして見られるようになったんだろう。
この作品は色んな疑問が残るけれど、単純に少女の成長の話なんだと思う。
外の世界へ憧れるけれど、実際外へ出てどうだろう。
楽しい水遊びも、周りの視線が絡みつくあの描写。
例えば、少年たちが水遊びしてるとして周りにいるOLや女子学生たちがニヤニヤしながら声かけることはないだろう。
あのラストシーンのぎこちない笑顔、おばちゃんには切なすぎたよ。