ポルりん

エコールのポルりんのレビュー・感想・評価

エコール(2004年製作の映画)
1.8
特にこれといって物語がある訳ではなく、異様な場所での少女たちの生活を描いた作品。

あらすじ

高い塀で外界と遮断された森の中の学校に、6歳の少女イリス(ゾエ・オークレール)がやってくる。
そこでは6歳から12歳までの少女たちが年齢を区別するリボンと白い制服を身につけ、ダンスと自然の生態を学んでいた。
やがて、男性のいない女性だけの閉ざされた世界にイリスは順応していくが、1人の少女が脱走を図り・・・。


私の友達に生粋のロリコンがいるのだが、その友達からおススメされた作品。
ロリコンではない私に友達曰く「究極のロリコン映画」を勧めるのかは全く持って不明だが、とりあえず妻と一緒に鑑賞してみた。
正直、この友達から勧められる作品は個人的にハズレが多いのだが、その中でも特に大ハズレの作品であった。

本作のテーマは「少女達の純心な美しさと少女達の大人への成長」である。
別にそういったものをテーマにするのはいいのだが、それを非常につまらなくそして退屈に描いている。

物語の進展や解決はほとんどなく、異様な場所での少女たちが過ごす日々の生活を映しているだけである。
その中で、川のほとりで少女が裸で泳いだり、非常に短い白いスカートを履いてバレリーナの服を着て走ったり、踊ったり、脚を上げたり、白いパンティーを何度も見せたり、オナニーしたりと、如何にもロリコン好きが興奮しそうなシーンも映しているが、一つのシーンが非常に長くそれでいて特に何も起こらないので退屈でしょうがない。
確かに映像は綺麗で美しいショットを作ってはいるが、物語がなくキャラクターに対しても全然共感出来ないし、魅力的でない。

友達は本作を芸術作品と評していたが、個人的には中身のない児童ポルノ映画にしか思えなかった。
監督の気持ちも分からなくはないが、もう少しでいいから物語を入れて欲しかったなぁ~。
ポルりん

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