【 人が成す現実は想像力から 】
1968年の作品にしてこのタイトルではあるが、人類はまだ作品の次元に達していないかもしれない。
(人類が初めて月に着陸したのは1969年7月24日16時50分)
キューブリックの織りなす科学的考証に裏打ちされた圧倒的な宇宙感は、以降のSFにおけるリアリズムの金字塔に。
また人類の誕生と知恵の付与における謎や、AIの先進性は人類以上の『何か?』の存在を意識させる。
アクション物ではない故に難解で抽象的ではあるが、一欠片でも響けばそれはもう「見た」と言える筈。
SF映画好きであれば必見かも。
続編に「2010年」があります。
原作者は同じアーサー・C・クラークであるものの、監督が変わり解りやすくなっている。
セットで見ると理解が深まるかも?