こっふん

2001年宇宙の旅のこっふんのネタバレレビュー・内容・結末

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

2024年 88本目

・冒頭、気味悪い音楽と黒い画面、長すぎて気が狂いそうになる。
・タイトルバックの聞き馴染みのある音楽、迫力がすごい。
・猿人がヒョウに襲われるシーンは、まじで襲わせているらしい。体当たりすぎる。
・モノリスが原始の世界には異物すぎる。音楽も相まって神々しい。ただの黒い物体なのに、あんな神々しさを感じるのはなんなのか。
・投げた骨が宇宙船に変わるシーンいい。
・やっぱり宇宙船のデザインがやばすぎる。興奮しまくり。操縦席、宇宙服のデザインもたまらない。でもファッションは割と古い。
・重力を無視したような動きがめっちゃ自然と思ったけど、回転するセットを使って撮影したらしい。CGなしであの映像、撮影技法もすごい工夫がされてる。
・4色トレー宇宙飯、全く食欲湧かないな。オレンジを茶色とか緑と合わせて食べてて、この色は一緒に食べたら美味しいとかあるのかと思った。
・この時代に人工知能の暴走まで描けるのすごすぎる。ハル、消火栓のランプみたいな親しみやすさゼロのデザインがさらに怖い。
・ラスト30分の異常さ。あのおかしくなりそうな10分間、謎の部屋、老いたボーマン、モノリス、赤ちゃん。なんとなく全体的に、モノリスを通して進化論を扱っているんだろうなとは思うけど、まあまだ自分にはよく分からんな。
・音楽は、使うところは盛大に、使わないところは宇宙船の機械音、船員の息づかいにフォーカスして一切使わない。はっきりしててめっちゃいい。
・4年ぐらい前に初めて観た時は、意味が分からなさすぎて、ラストはむかついて早送りした記憶がある。再鑑賞して、この作品がなぜここまで評価されるのか、魅力がしっかり分かった。今は、有村昆が言ってた「何度観ても分からない、分からないから良い」っていうのがよく理解できる。
・1968年に、まだ人類が月に到達していない時代にこんな映画を作れたことが本当に信じられない。映像がとにかくめちゃくちゃ自分好み。まじですごい作品だと痛感。
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