電気羊

2001年宇宙の旅の電気羊のレビュー・感想・評価

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)
5.0
綿密な科学考証により執筆されたアーサー・C・クラークの原作4部作も好きなのであるが、キューブリック監督の独自の解釈で作り上げられた本作も、まぎれもなく映画史に残る傑作であろう。

かつて猿人に知恵を授け人類への進化を促したモノリスが、今度は生命体が存在しない月で発見される。

モノリスからは木星へ向けて謎の電波が発信されていた。人類はモノリスの創造主である高度な知的生命体の正体を解明すべく、人工知能HALを搭載した探査宇宙船ディスカバリー号で木製へ向かうのだが、そこでボーマン船長を待ち受けていたものとは。

HAL9000は自意識に目覚め、独自の判断で暴走し、船外の宇宙飛行士の命綱を切断、木星まで仮死状態で保存されていた科学者たちの生命維持装置を停止する。
唯一生き残った船長は、HAL9000を停止し、単身、木星へ到着するのだが。
そこには人類の叡智をはるかに超えた神にも等しい高次元生命体の存在領域だった。
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