ヒュー

2001年宇宙の旅のヒューのレビュー・感想・評価

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)
4.3
うーん、意味が分かるような分からないような。

小学生の頃あまりに意味不明すぎて生まれて初めて途中で観るのをやめた思い出(?)の作品を再鑑賞。猿がキーキー鳴いてるだけの映画じゃなかった!(笑)

1960年代にキューブリックが40年後の未来を予見していたかのようなSF。『インターステラー』と同じく壮大な近未来図を味わえる。とても革新的だが抽象的すぎる故に公開当時だったら絶対ついて行けなかったと思う。お猿さんの場面にもちゃんと意図は込められてたんですねぇ。

作品はHAL9000が出てきてから一気に面白くなる。アポロ11号の月面着陸や『スターウォーズ』よりも前の時代でありながらキューブリックが時代を先取りしすぎてる。それでいて矛盾なくストーリーも綺麗に纏まっているとは天才か。しかしながらラストだけはどうしても解説を読まなければ理解できませんでした。

これは寝てしまうのも無理はない、だけど映画好きの方々には是非一度ご覧頂きたい傑作です。
ヒュー

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