映画監督として成功を収めたものの創作意欲をなくしてしまった1人の男。彼はある日、明日が誕生日だと言い奇妙な儀式をする女に出会う。今日も翌日も同じ言葉を繰り返す女だったが、一向に誕生日は訪れない。そん…
>>続きを読むそれっぽい独白を並べてみたところで、所詮は独りよがりなアートフィルムの域を越えない。
ミステリアスさや神秘性にかまけ、臭い人間味と向き合うことから逃げているように思えた。
排泄もしない、醜さや貧困と…
主人公の精神的な不安定さ・脆さを、間接的な部分からも巧みに描写している
線路や道路の上に寝る、ビルの屋上の縁で自分を試す、自分だけの秘密基地、その地下の浴槽で胎児のように丸まる等、いわゆる「鬱っぽさ…
庵野秀明の作品の中で群を抜いて好きなのが「式日」
空が綺麗 星が綺麗 月が綺麗 光が綺麗
私が存在しなければ、みんな綺麗
私いないほうがいいのかな
私の血はどうだろうか
それくらいは綺麗かな 見て…
同級生があまり知らないような映画を観漁るのにハマっていたひねくれキッズ時代に触れて、実験映画のような挑戦的な雰囲気に心惹かれ繰り返し観た作品。
廃墟好きになったきっかけでもあるかも。
恐らく初見が…
個人的にはちょうど現在進行中のシンシリーズよりも、この映画こそが庵野監督の実写作品の真骨頂だと思います(そしてラブ&ポップよりも洗練されている)。
線路、工業地帯、高速道路など風景を時に美しく、時に…