YYamada

消されたヘッドラインのYYamadaのレビュー・感想・評価

消されたヘッドライン(2009年製作の映画)
3.8
オリジナルを凌駕する作品は!?
【リメイク映画のススメ】

◆本作 (リメイク作品)
消されたヘッドライン (2009)
・製作国: 🇺🇸アメリカ
・出演: ラッセル・クロウ
    ベン・アフレック
レイチェル・マクアダムス
・監督: ケビン・マクドナルド
・製作費: $60,000,000
・興行収入: $87,812,371

◆オリジナル作品 (リメイク元)
ステート・オブ・プレイ/陰謀の構図
(2003)
・製作国: 🇬🇧イギリス
・出演: ビル・ナイ
    ジェームズ・マカボイ
・監督: デビッド・イェーツ
・放映: イギリスBBC
 日本では2008年にNHK-BS2で放送。

〈リメイク作品のポイント〉
・人気ドラマを映画作品へ凝縮
・作品舞台をアメリカに変更。
・ハリウッドスター登用による、
 作品規模をグレードアップ

〈見処〉
①英国BBC製作の傑作ドラマを
 ハリウッドスターにてリメイク!
・『消されたヘッドライン』(原題: State of Play)は、2009年に製作されたサスペンス映画。
・本作の舞台は米国ワシントンD.C.。ドラッグ中毒の黒人少年射殺事件と、その翌朝に起こった、気鋭の国会議員コリンズの事務所で働く女性スタッフ駅で転落死した事件。一見なんのつながりもない2つの事件の奇妙な関連性に、ワシントングローブ紙の敏腕記者カル・マカフリーは、巨大な陰謀が横たわっていることに気づく。
・真相をつかもうと奮闘するカルと同僚記者のデラは、ライバル紙にスッパ抜かれたスクープを上回るため、迫るタイムリミットのなか、命懸けの取材を敢行。しかしながら、真実にたどりついたかと思えた彼らには、衝撃の真実が隠されていた…。
・本作は2003年に『ハリー・ポッター』シリーズのデビッド・イェーツ監督が手掛け、英国アカデミー賞などを受賞した、全6話のTVミニシリーズ『ステート・オブ・プレイ/陰謀の構図』を、舞台をアメリカに置き換え映画化。
・「現在の進行状況」を意味する原題(State of Play)のとおり、新聞原稿の締め切りを直前に刻々と変わっていく全容。オリジナルのドラマシリーズを凝縮した、手に汗握るほど濃密な脚本は「ジェイソン・ボーン」3部作を手掛けたトニー・ギルロイによるもの。次から次に明らかになる驚愕の事実、緊張感が途切れない極上のサスペンスである。

②結び…本作の見処は?
Filmarksのスコアよりも、良質なサスペンスだと思います。見応えあり!!
◎: 複雑な人間関係、生死を懸けた取材の攻防、二転三転する事件の全容、締め切りに対するタイムリミット…。濃密な脚本で、とにかく緊張感が半端ない作品。
○: オールスターのキャスティングは見応えあり。ラッセル・クロウとレイチェル・マクアダムスの関係性が良いし、ヘレン・ミレンやロビン・ライトら脇役陣も充実。
▲: 推理力を働かせながら鑑賞出来る作品であるが、クライマックスのオチには、少々コレジャナイ感もあり。

〈リメイク作品の判定〉
オリジナルのドラマシリーズを未鑑賞につき、比較未検証。(現在アマゾンプライムで鑑賞出来るが割愛)
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