らんらん

お坊主天狗のらんらんのレビュー・感想・評価

お坊主天狗(1962年製作の映画)
4.5
はい、見る前からわかってました最高です
もうキャストが凄すぎるもん、出演者一覧見るだけでもふるえるぐらいの高揚感
今時これ見る人も稀だろうし、レビューもほとんどないんだけど、自分には夢のような作品、東映時代劇ラブすぎる!

ストーリーは簡単にいうと仇討ものですが、固いお話しではなくむしろ煌びやかに楽しい娯楽作品
この作品の良いところは最初の30分でほぼ全キャストが出てくる点、変に出し惜しみせず、また顔見せだけってこともなくしっかり出てくる
そしてクライマックスの討入りでは主要人物が一人も欠けることなく一堂に会する
普通は途中で誰か退場していたりするもんなんだけど、この作品は完璧なお膳立てを整えてよくぞここまで、よくぞ実現してくれたと、もうお祭りのようでした!

配役は
正義の側に片岡千恵蔵、大川橋蔵、美空ひばり、久保菜穂子、桜町弘子、北沢典子、山城新伍
悪の側に三島雅夫、山形勲、進藤英太郎、原健策、そして悪の側に所属してはいるが唯一の良心に大友柳太朗

片岡千恵蔵の渋さと愛嬌、大川橋蔵の威勢の良さとかっこよさ、大友柳太朗の正義感と朗らかさ、美空ひばりの優雅な美しさ、三島雅夫の怪演、安定の悪役山形勲、進藤英太郎

これぞ東映時代劇の黄金時代!お盆とかお正月映画ってわけでもなく普通にこれだけの役者を揃えられるのはさすが東映、最高の娯楽作品でした!
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