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ミッドウェイ海戦
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『ミッドウェイ海戦』に投稿された感想・評価

TS

TSの感想・評価

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1943年アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞受賞作品。記念すべき長編ドキュメンタリー映画部門の一作目であります。その割に収録時間は18分とかなり短め。そして驚くことにカラーなのです。
ミッドウェー海戦を題材にした映画は数あれど、ドキュメンタリー映画として描かれているのは今作だけではないでしょうか。しかし、完全にアメリカ目線から見ていて、最後も日本を非難した描写がありますので、現在では間違いなくノミネートすらされない作品でありましょう。

ミッドウェー海戦はかなり有名な戦争で、太平洋戦争におけるターニングポイントの戦争として名を馳せているでしょう。日本軍が負けてしまい、ここからアメリカの本格的な日本列島への空襲が始まっていきます。しかし、僕は外面的なことしか知らないので、山本五十六とかについてもっと詳しい方にその辺りは譲りたいと思います。

YouTubeで見れますが、音声がかなり小さいので聞き取りにくい。しかしナレーションはあまりないので、映像を見るだけでもいけそうです。wikiに関しては英語表記しかありませんのでご注意を。
監督のジョンフォードは100作以上を監督したアメリカ映画界の巨匠。そんな彼が今作を撮るためにアメリカ軍とともにミッドウェー島にいったわけですが、どんな思いで撮影したのでしょうか。ロバートキャパならともかく、映画監督が実際の戦場に赴くなんて大したものです。
しかし、やはりプロパガンダ臭が否めない作品なので評価の対象外とします。ジョンフォードは今作について一体どう思っていたのか気になるところです。
フォードの軍映画はごちゃごちゃになってしまうので一応時系列順に並べておく(ついでにドキュメンタリーも)。

※★印は日本でDVD化されているもの
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・『『Sex Hygiene』(1942年・30分)
★『The Battle of Midway』(1942年・18分)
・『Torpedo Squadron』(1942年・8分)

★『December 7th』(1943年・検閲版32分/全長版82分)
・『We Sail at Midnight』(1943年・20分)
・『Undercover』(1943年・61分)

★『December 7th』
(1944年・34分/43年の同タイトル作の前半部分が海軍を摘発しているとしてフィルムを没収した後、後半の戦闘シーンを中心に戦意高揚映画として再編集したもの)

・『This Is Korea』(1951年・50分)

・『The Red, White and Blue Line』(1955年・10分)

・『The Growler Story』(1957年・8分)

・『So Alone』(1958年・8分)

・『Korea』(1959年・40分)

★『海ゆかば』
(1974年・102分/フォードの第二次世界大戦ドキュメンタリー全てを日本人が再編集したもので、撮影総指揮…ジョン・フォードとなっている)

・『Chesty: A Tribute to a Legend』(1976年・47分)
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フォードとキャプラが同時期に撮った作品を比較してみると(それぞれ軍隊讃歌と敵対国の非難という異なる面に重きを置いている)、キャプラは死体など露骨なものを被写体として捉えることを躊躇しないドキュメンタリーである一方、フォードはナレーションでも女声を使用する宣伝的な側面を組み込みつつ、戦線の緊張感は一兵士の主観となって爆撃を見つめる。

本作での反日要素は二義的なものに過ぎず(しかしプロパガンダというからにはしっかりと描かれているが)、隊と兵士の存在をとにかく肯定して結果は当然のものとするやや偏った姿勢。
前半の美しすぎるアコーディオンやカモメのショットは流石なんだけど、逆に後半のはためく軍旗にリパブリック讃歌が重なる陳腐な演出は明らかに妥協が見えてしまう。
1942年当時にアメリカが制作した太平洋戦争のプロパガンダ映画。

出だしからアメリカ合衆国海軍省の公式マークが歴史を感じます。
今作では、ミッドウェー海戦で大勝利を収めたアメリカ軍の実録映像を纏めた作品で、プロパガンダと言っても、アメリカ軍すげー!とアピールするような内容になっています。
終始軽快な音楽が鳴り響き、国旗を掲げ規則正しく行進する軍隊の様子や、現地の島の様子、敵の偵察機を発見して作戦会議を行う様子など、戦時中の内容でありつつどこか余裕を感じさせます。その余裕さも市民へのアピールの一環なんでしょうね。

日本軍の飛行機に向けて放たれる機関銃や砲弾を見ると、複雑な気持ちになりますが、興味深くもあります。
また、当時の戦闘機などが実際に飛行している姿は、戦争の道具でありながらかっこいいとさえ思ってしまうので、それもまた複雑。
20分弱という非常に短い作品なので、興味がある方は是非ご覧ください。

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