小さな宿場町に立ち寄った"桑畑三十郎"。町は清兵衛一派と丑寅一派の対立で、人気はなく荒れ果てていた。状況を飲み込んだ三十郎は、清兵衛に自分を用心棒に雇うよう提案する。そして己の力を証明すべく、丑寅の下僕3人を瞬時に斬り伏せる...
無味乾燥な町の景観、拳銃や巻き上がる風の描写など、西部劇の要素を取り入れた新感覚時代劇。セルジオ・レオーネ監督の『荒野の用心棒』は、本作から着想を得たとのこと。
脳筋映画かと思いましたが、駆け引きや策略がメインで知的でした。そして、世界の三船が最高に格好良い!
ただ、何故痛い思いをしてまで、縁もゆかりもない寂れた宿場町に目を掛けたのかは謎。
欠点としては、独特の言い回しと早口でセリフが聞き取りづらいこと。あと殺陣が意外と少なく、個人的には迫力も今ひとつな感じでした。