スクリーン2番

用心棒のスクリーン2番のレビュー・感想・評価

用心棒(1961年製作の映画)
4.5
ほんとに面白けりゃ白黒とか気にならないんだよな。むしろ色が邪魔。モノクロで正解。

話は1人の侍が1本の道を行ったり来たりするだけなんだ。簡単に言うと。
だのにこんなに面白い。対立するヤクザ組織の潰し合い。1本の通り。
ひじょーにシンプルだけど話は複雑。
複雑だけど混乱しない。良い塩梅でやってんだなあ。
全てが上手い具合にカチッと歯車噛み合ってるから良いんだよな。完璧なんだよな。

下手したら最近の映画より面白いんじゃねえかって言うと現職の監督さん達が可哀想だから止めときます。
さすがは黒澤明。これが天才の撮った映画。
映画のバイブル的な1本。