すぽんじ

用心棒のすぽんじのレビュー・感想・評価

用心棒(1961年製作の映画)
3.6
「丑年の大みそかに産気づいた母親から
       寅年に生まれたから丑寅(名前)」

順番間違って先に『椿三十郎』を観てしまったけどエピソード0みたいな感覚で楽しんだ。
冒頭のキャストロールで羅生門綱五郎というゴリゴリネームが気になり過ぎる。そんな事は丹古母鬼馬二ぶり。
初代水戸黄門の語り口が最高〜
私が観てきた加東大介・史上最大のキャラで初見から笑い止まらずʬʬʬʬʬʬʬʬ
丑寅、亥之吉、卯之助と生まれた干支に因んだ名前付けるの面白い。やられたら嫌だけどね〜笑

冒頭で気になった羅生門綱五郎は身長203cm125kgの元大相撲力士&元プロレスラーだそう。かんぬき役怖かったもん…
正直『椿三十郎』のほうがテンポ良くてユーモア多めなので好きだったけど、本作から『椿三十郎』までのステップアップさがエグいとも言えるのかも。しかも110分から98分に短縮して充実感は上がってるのが素敵。
私的MVPは団扇太鼓の人…( ⁰▱⁰ )笑

ꪔ̤̮ 初耳コーナー ꪔ̤̥‎

サンピン= 江戸時代、身分の低い侍を卑しめていった語。
身上=みのうえ。とりえ、ねうち。
番太= 江戸時代、町村で治安を守り、警察機構の末端を担当した非人身分の番人。
昼逃げ=夜逃げの昼バージョン。
めくされ金= わずかばかりの金銭をののしっていう語。はしたがね。
レコ= 自分に最も近い事物を指示する代名詞の「これ」の逆語で、男からいえば妻、情婦、妾のこと。
余録= 予定外の利益や収入。 余得。
お題目= 日蓮宗や法華経などで勤行の際に唱えられる「南無妙法蓮華経」の文句のこと。

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