Norisuke

ディープエンド・オブ・オーシャンのNorisukeのレビュー・感想・評価

3.4
写真家のベスは同窓会へ子供達を連れて行ったが、ちょっと目を話した隙に3歳の息子ベンが行方不明になってしまう。警察の必死の捜索にも関わらず姿を消してから9年後、心機一転シカゴに移り住んだ一家の前にベンの面影を残す少年が現れて…な話。

弟が行方不明になったことで壊れてしまった家族をじっくり描いていて、誰の気持ちになっても切ない気持ちになる。母のベスは目を離した責任から自分を追い詰め、父のパットは理想の家族像を取り戻そうと空回りし、息子のヴィンセントはやさぐれる。それぞれに傷ついた家族の前に次男が現れるが、9年間という時の流れは埋めることも難しく、すれ違うのは仕方のないところかな。
ウーピー・ゴールドバーグが刑事役という事で霊能力でも使うのかと思いきや、今回は割とまとも?なキャラだったのも新鮮な感じ。
美しいBGMも重なって、楽しい、わけではないけどもしんみりと出来る、いい映画だった。
Norisuke

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