原題 : โหมโรง
ラナートというタイの木琴の奏者のお話。
タイ語の一人称でข้าを用いているのを初めて聞いた。結構古い用法らしい、拙者くらいの意味なのかな。
タイは歴史の中で欧米列強による植民地化がされていない国だったけど、太平洋戦争の時には植民地化はされていないものの、脱亜入欧のような考えはあったようで、このラナートをはじめとした民族音楽も近代化への妨げとして禁止された模様。
ラナートってタイのお寺なんかにいくと生演奏か録音か知らないけど必ず聞こえてくる、日本人ですら「あ、あのタイっぽい音のやつね」となるかと思うくらいタイを代表する楽器ではないかと個人的には思っている。