菩薩

街の灯の菩薩のレビュー・感想・評価

街の灯(1974年製作の映画)
3.5
マチャアキの最後の叫びと列車に運ばれていく大量の札束はまんま経済至上主義社会に対する批判と受け取って良いのだろうか、豊かな国の貧しい人達への視線。ディスカバージャパンの看板がなんだか皮肉に思えるが、日本全国津々浦々の風景を織り込んでいるのも、古き良き日本の姿への郷愁なのかもしれん。ロードームービーとしてはちぃとアレだが、なんせ笠智衆がラブホに連れ込まれたり銀行強盗したりするだから凄い(?)。整形外科医たるフランキー堺がモナリザの様な顔にしようとして「失敗」してしまった末の研ナオコ…を自分の口で言わせるんだから凄い(?)。女子プロレスのくだり、ちと長いなぁと思ったがあれマチャアキ本人でうけてる?し、チャップリンのボクシングのオマージュってことよね。森繁は本当にエロ親父が似合う、つかキャスト豪華過ぎる。
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