ゆう

ゾディアックのゆうのネタバレレビュー・内容・結末

ゾディアック(2006年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

実際に起きた未解決事件、それを追う刑事と記者達の物語

ゾディアックの躊躇なく人を撃つ姿は恐怖だし、人を殺したいという欲求や手紙を送る行動は理解し難い。
怪しい人物は浮かび上がるのに捜査は行き詰まり次第に忘れさられていく、実際にも刑事たちの証拠がないといくら怪しくても逮捕できない歯痒さや難しさ、悔しさや虚しさが沢山あったんだろうなと感じた。
そんな中、風刺漫画家グレイスミスが1人ゾディアックについて調べる姿は前半の姿とは別人のように何かに取り憑かれたようだった。グレイスミスは周りが見えないくらい夢中で、そりゃあ奥さん出て行くな…となったけど、一つ一つ調べ犯人らしき人物に近づいていくのは、グレイスミスと同じように夢中になったしあの地下室のシーンはゾクっとした。
実際でも未解決なようにラストもはっきりはしないけれど、デヴィッド・フィンチャー監督のじわじわと怖くなる雰囲気があって面白かった。

トースキー刑事がコロンボみたいな風貌で、ビスケットない?とビスケット好きな所はシリアスの中でかわいかった。
ハルクの俳優さんだと見た後に気づいた。声が素敵。
ロバート・ダウニー・Jr.も憎めない役だった。
ジェイク・ギレンホールは演技力があるし、困ったというか心配そうな顔が犬みたいでした🐶
ゆう

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