このレビューはネタバレを含みます
漫画家ロバート・グレイスミスが書いた、ゾディアック事件をデヴィッド・フィンチャー監督で映画化した作品。
前半はサスペンスもあるが後半はほとんどヒューマンドラマ。
デヴィッド・フィンチャー作品は色々観てきたが、人間心理の描き方が上手い。
主演で原作者役のロバート・グレイスミス役がジェイク・ギレンホール、捜査官役がマーク・ラファロ、敏腕記者役が ロバート・ダウニー・Jr、と配役も渋い。
作品内でも現実でも有力な容疑者リー・アレンは死亡、他の容疑者も嫌疑不十分で決め手が無く、今でも未解決なのでもやもや感が残る。
映画で観る限り、各捜査機関の連携が取れていれば解決したようにも思うのだが。