せーや

ゾディアックのせーやのレビュー・感想・評価

ゾディアック(2006年製作の映画)
3.7
マークラファロの蝶ネクタイは
当時流行ってたのかな?
ラファロがやると、なんかムサいなあ…。

1960年代後半から
サンフランシスコで発生した
「ゾディアック」と名乗る男による
連続殺人事件を描いた実話。

未解決事件ってのは
映画化すると大変ですよね。
犯人がわからないってことは、つまりオチがないのと同じようなもんなんじゃないかと。
結局、エンディングで事件のその後を解説して終わり。

まあ、別にいいんですけどね。

連続殺人自体が
あまり珍しくなくなってきた現在。
連続殺人自体よりも、犯人が捕まっていないことのほうが恐ろしく感じてしまう。

映画で十分すぎるくらい大量殺人を見すぎて
最近、こういうものに対する驚きを感じなくなっている自分が怖くなりつつあります。

さて、それはいいとして。
映画自体は良くできていました。
フィンチャーらしいというか。

重厚な雰囲気や音楽。
緊張感のあるストーリー。
素晴らしい俳優たち。

漫画家・刑事・敏腕記者の三人が主人公。
はじめは三人がそれぞれ熱意に溢れた捜査を展開していくが、次第に気持ちに変化が。

なぜ彼はそこまで必死になれたのか?
それはきっと、彼が今までそういったものに関わってこなかったからではないか。
だからこそ、人生に一度おきるかおきないかの事件に、のめり込むことができた。
他の彼らは、もう慣れすぎていたんじゃないか。

犯人を追っていく物語というより
捜査する側の人間が、どう変化していくかに注目したい。

RDJが放置プレイされてましたね。
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