あかね

特別な一日のあかねのレビュー・感想・評価

特別な一日(1977年製作の映画)
4.4
またお気に入りの一本が増えたくらい
だいすきなやつだった。
まず主演二人大好きだ〜
アパートがいい。
日本でゆう団地かな?
めちゃくちゃおしゃれなの。
あの海外の佇まいだいすき。

ヒトラーがイタリアを訪問し
ほとんどの人々がヒトラーを支持して
式典に出かけたため
団地は静寂にますんだが
そこに主婦が一人。
その理由で誰もいない団地で
始まる情事最高だよ。
完全に子育てと家事に疲れきった主婦。
毎日おんなじ繰り返しで
あの部屋の絵面は死にたくなるよな。
汚いエプロンに穴の空いたストッキング。

飼ってる九官鳥が逃げ出してしまい
向かいの家側に入ってしまう。
またこのアングルがすばらしい!!
そこで一人の男と出会う。

男は話し出すと陽気で
ルンバ踊りましょ!いったり
電気直して感電した!は爆笑。
部屋をローラーで走りだしたり
取り込むシーツではしゃいだり。

奥さんはやがて惹かれちゃうんだけど
じつはこの男同性愛者。
疲れ切った高まる奥さんVS
されるがままの男は後半うけた。
仲直りのオムレツの部屋のアングルも
天才的。

男にとって今日は特別な1日だった。
それは奥さんにとっても忘れられない
特別な1日だけど。
いままで気にもしなかった
向かい側の家とゆう絶景と
面識がなかった男女。
来週また会えることにワクワクだったが
ラスト去ることを教えてくれなかった
男の去り際をどこまで理解したのか
悟ったようでわかりたくない
奥さんのあの顔と
いつもの日常に戻らなければならない
あの気持ち。それが一番なんだけど
あの絶妙な気持ち。
スコラ監督相変わらずすごい。
あかね

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