「ひまわり」から続いて、ふたりの共演作を鑑賞。
ファシズムの色濃い雰囲気を背景に、アパートの敷地でほぼ2人の名優だけが演じる“特別な日”。
シンプルでありながら、だからこそメッセージ性が高く、引き込…
素晴らしかった!
なんとマルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンのコンビの作品がまだあるとは!
特に何か特別な事件が起きるわけでもない"特別な出会い"のある1日。タワーアパートの1日の出来事…
このレビューはネタバレを含みます
家族が集会にでかける支度をする日常の描写がていねい。シーツ?を干すシーンのソフィアローレンが美しい。たまご料理とパンだけの質素な食事風景がそのまえの激しい口論のシーンと対照的におちつきはらっていて印…
>>続きを読むファシスト政権下。イタリアにやってきたヒトラーの式典の日。住民はこぞって式典に出掛けて閑散とした集合住宅。旦那と子ども6人の世話に追われて疲れた主婦とラジオアナウンサーを追われた男が出会う特別な一日…
>>続きを読むソフィア・ローレンの着飾らない姿から美しさが見えた。
内容的には平凡な主婦におとずれた特別な一日。
時代背景はファシスト政権下。対立する思想の二人だが、悩みのあるもの同士、人間として惹かれあっていた…
家事に追われる子沢山妻と向かいに住む反ファシストのホモ男。接点のなかった二人が交わす"特別な一日"を通して、痛烈なファシズム批判が浮き彫りになっていきます。当時の盲目的なファシズム讚美がとても痛々し…
>>続きを読むファシスト政権下で弾圧されていたセクシャルマイノリティの男性が島流しに会う前日に偶然近所の人妻に出会う。地味な話だが、台詞に頼らない説明的すぎない演出と、画面構成の完璧な美しさが魅力的。これをみて私…
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