FRANCIS

トータル・リコールのFRANCISのレビュー・感想・評価

トータル・リコール(2012年製作の映画)
2.7
フィリップ・K・ディックの傑作短編『模造記憶』の二度目の実写版。

監督は『アンダーワールド』『ダイハード4.0』のレン・ワイズマン、特殊メイクは日本人の辻一弘(カズ・ヒロ)が担当。

ポール・ヴァーホーヴェン版よりも原作に近いタッチでリアリティを重視、アクション・絵作りの迫力はオリジナル超え。

ワイズマン監督組からケイト・ベッキンセールがダグラスの妻役で参加、シャロン・ストーンとは異なり終盤まで登場する。

富裕層が住む北半球と、貧困層が住む南半球を結ぶエレベーターは地球空洞説に基づくSFチックな設定だが、上手く機能しているとは言い難い。

手に埋め込まれたチップ型の電話など現実と地続きの世界観は面白いものの、オリジナルのインパクトには到底及ばない。
FRANCIS

FRANCIS