グリシャム原作の映画化作品は、「ペリカン文書」も「依頼人」もそこまで好きじゃなかったのだけど、これ、無茶苦茶面白かった！
シドニー・ポラック監督の手腕。
ちょっと長尺ではあるんですが、飽きずに楽しめました。
ハーバード法学部を優秀な成績で卒業した主人公。引く手あまたの彼をとてつもない好条件で採用したのは、裏側真っ黒、人をも消し去る悪に手を染める法律事務所だった。
家には盗聴器、尾行は日常茶飯事、若きトム・クルーズが闇を暴く。
良質サスペンスとして、目が離せませんでした。事務所のやり方に怒りモード。久しぶりに、サスペンスでここまで入り込んだという感じです。
ジーン・ハックマンにエド・ハリス、ホリー・ハンター、デヴィッド・ストラザーンと脇も豪華な布陣。演技も印象的。
奥さん役が「氷の微笑」に出てた人。ジーン・トリプルホーンというらしい。「氷…」の時にはしょうもないと思ってたんだけどｗ、この奥さん役、とても良い。ずっと活動は続けてるんですね。
サントラのジャズピアノがとても印象的なんだけど、デイヴ・グルーシンという人。大御所のようですね。映画の雰囲気がグッとセンスアップされて、カッコいいです。
