このレビューはネタバレを含みます
弁護士映画として裁判のやりとりなどを期待している人は観てはいけない、サスペンス映画。
終始あからさまに怪しさ満点でストーリーが進んでいき、案の定。かなり展開が読みやすい作品だった。色んなことがあからさま。
度々「白い金髪の青い目をした男」というワードを様々な場面で強調してきた割に、いざ本人が出てくると地味で分かりづらく、青い目が捉えにくかったり、見た目や行動があまりにも見合っていない。結局ダメなギャグ担当だったといっても過言ではない扱いだった。
浮気の件は、他者から妻に「あれは卑怯な罠だった……」と、まるで誰も逃れようのない仕方の無い出来事だったかのようにフォローされるが、私には最初の女は断れたのに、ドンピシャにタイプな女を前にしたら断れなかっただけのように見えた。あれはシンプルに浮気だったように思う…
そのモヤモヤがずっと晴れない。
奥さんや元秘書の女性が、本当に仕事の出来るいい女たちで感心してしまう。
最後は上手いことやって淡々と終わっていく。なんともスッキリしない、主人公のことは全然好きになれない映画だった。。。