ボブおじさん

ザ・ファーム/法律事務所のボブおじさんのレビュー・感想・評価

ザ・ファーム/法律事務所(1993年製作の映画)
3.6
「ペリカン文書」「依頼人」「評決のとき」などの法律ミステリーの大ヒットメーカーだったジョン・グリシャム原作の法曹界を舞台に繰り広げられるサスペンス映画。

ハーバード大のロースクールを卒業した青年弁護士ミッチ(トム・クルーズ)は、メンフィスにある一流法律事務所に破格の条件で就職する。妻アビー(ジーン・トリプルホーン)と現地に引っ越し何もかもが順調に見えたのだが…。

アメリカのエリート集団である法律事務所(ファーム)が暗躍する陰謀に、若き弁護士が巻き込まれていく。

小さな疑問から、徐々にスケールの大きな話へと展開していく、サスペンスエンターテイメントなのだが、実際に法曹界で働いていたグリシャムの原作だけに、細かい描写が妙にリアルだ。

特にFBIとの知恵比べのような駆け引きは、見応えがある。このFBI捜査官を演じていたのが、エド・ハリス。この30年間ほとんど見かけは変わっていない😅

その他、怪しげな上司をジーン・ハックマンが演じていたり、ミッチの兄を「激流」や「ノマド・ランド」のデイヴィッド・ストラザーン。その兄から紹介された私立探偵を「ビッグ・ウェンズデー」のゲイリー・ビューシイ、探偵のアシスタントを「ピアノ・レッスン」のホリー・ハンターがそれぞれ魅力的に演じている。



〈余談ですが〉
トム・クルーズが全力で走っているだけで、なぜか別の映画を思い浮かべてしまうのは、私だけではないはず😅