このレビューはネタバレを含みます
ポルノスター、マリリン・チェンバースを起用した吸血鬼映画。吸血=生殖のメタファーらしいのでまあそういうことか。
「シーバース」に続きまたもやエクスプロイテーション映画。そしてまたもやパンデミック展開。スケール感は増しに増してる。前作は怒られはしたけど大ヒットした訳だし予算ついてるのかな。
初見。
事故で大怪我を負ったチェンバースは最寄というだけで美容整形外科に運搬され、その医院で研究されていた謎技術により太腿の皮膚を腋に移植。すると何故か腋がくぱぁと開いて中から陰茎というか男根というかチンコみたいな管がニョキニョキ生え、そのイチモツで人の生き血を啜る吸血鬼と化す(何を言ってるか自分でもわからない)。
血を吸うにしたって「え?そこから吸うんですか?」みたいな驚きがあるのも、人間から吸血鬼へ肉体が変容していく様も、マッドサイエンスによりモンスターにされてしまう「フランケンシュタインの怪物」的悲劇性も、エンディングの物悲しさも、監督作マラソンしてるからかどこを切ってもクローネンバーグ的に感じる。
面白かった。悲しいけども。