ちちち

人間模様のちちちのレビュー・感想・評価

人間模様(1949年製作の映画)
3.9
市川崑の初期の作品ながらもうその才能はは充分に感じられる。
絹彦の純粋無垢で博愛主義的な人柄に対する人々の反応や、絹彦を巻き込んだ恋愛関係が面白かった。
停電になり窓からの薄明かりに浮かび上がる2人のシルエットの美しさに目を見張った。それからランプの明かりのロマンチックな雰囲気を打ち消すようにバチっと明かりがつき、何もかも元通りになるところが印象的だった。
砂丘子の走るところもまた。
絹彦が白痴の亀田と似てる?と一瞬思ったけど演技が似ているだけでキャラクターとしては大きく異なっているのかなーと思った。
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