戦後4年足らずの頃の作品。
一見復興を遂げたように見える町並み。しかし、人の心には「南方帰り」「大陸帰り」などと戦争中や引き揚げ時の辛い記憶が巣食っている。
新しい時代の新しい生き方を模索する若い女…
違法キャバレーに秘書の吟子を連れて行き連行された若手社長の小松原
古くからの友人である絹彦を呼び出し、久しぶりの再会
秘書をコロコロ変える小松原の対して盲腸で休む吟子の看病を買って出る絹彦の誠実さに…
真心に翻弄される、下心満載の人たち
主人公が善意しか持ち合わせてないから、他者に対しても善意しか持ち合わせてないと思って生きていてもまあ仕方ないなと
吟子が結局わかりやすい愛情でないと満足できな…
浜辺を歩いてた二人が重なるように抱き合った時に、波がちょうどくるのがすごかった
伊藤雄之助登場シーンが強烈でよっぽどやばいやつが来たとカメラワークだけでわかる笑
あと電気が消えてシルエットが浮か…
皆んな違っていい。
其々の個性と個性が戯れ触れ合ってこそ、人間模様。
filmarksのフォローさん達のレビューを読ませていただくと十人十色、同じ映画でも実に様々な見方や考え方が有り共感もしたり…
初の国立映画アーカイブ
まずお客さんが多くて驚いた
普通の劇場よりよっぽど入ってる
そして、皆さまリアクションが大きい
映画好きが集まる空間だからかなぁ
それも相まって楽しめた
昭和の映画は…
「友達という距離をあたしの手で取り上げてしまってよ」「それは困ります あなたから取り上げる必要のあるのは盲腸だけです じゃ」と、山口淑子に思いっきりアプローチされても全く意に介さない上原謙。鈍感なの…
>>続きを読む市川崑生誕100周年。実写3作目で善人が真面目すぎて起こるラブ・コメディ?当時は、受けたのだろうか。今一つの感が抜けきらないのは戦後間もないことからだろうか。大陸帰りというだけで差別され、一方南方帰…
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