NBAのスター選手であるレブロンを中心に、幼少期からプロに入るまでの成功と挫折の軌跡を描くドキュメンタリー作品。
レブロンでなければこの映画は製作されてないと言う意味で中心的な描かれ方はするものの、本作の良いところは幼少期から共にしたチームのメンバーや監督、それを支えた家族までしっかりバランス良く描いている。
作品の核となる部分は高校時代のバスケ部になるのだが、あくまでチームとしての活躍を描いており、実はスター選手のレブロンを追いかけた映画ではなく、レブロンが所属したアメリカ高校史上最高のチームを追った熱い作品であった。
字幕は少し粗めで見ることはできるし伝わりはするものの、バスケ用語程度の精度もあまり良くないところだけ残念。
バスケの知識や興味関心が無いとなかなか手に取らないだろう作品だが、実はバスケの知識もいらないスポーツ青春ドキュメンタリー。期待の数倍はよかった。