とし

ゲゲゲの女房のとしのレビュー・感想・評価

ゲゲゲの女房(2010年製作の映画)
3.2
水木しげるさんにもこんな下積み時代があったんだな。
それにしても、こんな形でお見合い結婚させられた布枝さんは気の毒だ。
でも、妻として夫を支える決意は固かったんだろう。そして、結果的にそこに幸せを感じているのだから素晴らしい。

基本的には静かな夫婦愛の物語なんだけど、時々チープな妖怪が登場してちょっと笑っちゃうよね。
武良夫婦にとって妖怪は怖いものなどではなく、自分たちを守ってくれるような存在だったということがよくわかる。

水木しげるさんは妖怪一本にこだわって、作風を変えるようなことはしなかったのに、全然売れなかった作品が売れるようになって、世の中の風潮は変わるものなのだと実感させられる。

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