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俺たちに明日はないのharu3uのレビュー・感想・評価

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)
3.5
刑務所を出所してたばかりのクライド・バロウは、田舎町のウエイトレス、ボニー・パーカーと運命的な出会いをする。町から町へと銀行強盗を繰り返し、人々にもてはやされた実在の二人を映画化。
アメリカン・ニューシネマ先駆けにして代表作とのこと。


恐れを知らない若者たちの、明日のことなんてお構いなしの逃避行。
破滅へと突き進む二人を愚かと思いつつ、私も好景気の恩恵を受けたことなどないので。。先行きの見えない閉塞感は分からないでもありません。

アンチ=ヒーローは死ぬ定めとはいえ、ラストの衝撃の余韻はやはり心に焼き付きます。
一瞬交わる視線から壮絶な死に様に雪崩れ込み、そして暗転。
情け容赦ないクライマックスに反して、道中は牧歌的でロードムービーのよう。
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