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俺たちに明日はないのAMYのレビュー・感想・評価

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)
2.0
アメリカ人の引用率No. 1と言っても過言じゃない、あっちこっちで聞く”Bonnie and Clyde”

実際の事件だということももその内容も知ってたけど、映画未観賞だったので見てみました

文字で事件を読んだ時は、BonnieもClydeも凶悪犯なイメージだったけど
この映画での描かれ方だと意外に普通の人だったのかも?と思った

後は、ずっと2人だけで犯行を続けてたと思ってたんだけど、複数人で徒党を組んでたんだと初めて知った

思春期の独特なメランコリーを引きずったBonnie
田舎あるあるの、私一生こんな街で過ごすのかしら?の考えが毎日頭をよぎる、そんな時にClydeと出会ってしまったって感じなのかな

実際の出会い方は諸説あるみたいだけど…

Clydeは服役していたくらいだし、犯罪なんてお手のものかと思いきや、Bonnieに見せつけた最初の強盗こそスマートだったけど、2人で始めた時は、意外に弱腰だし、ビビリじゃんと思った笑

でもそんな感じだから、銀行の差し押さえにあった農家の人の話を聞いてあげたり、銀行強盗をしてもその場にいた農家の人のお金は取らないという優しさを持っているんだろうなと

ある意味、弱者の味方的な要素があったから、当時一般市民からは英雄視されていたということに納得した

Bonnieは、火遊び的にClydeについてきちゃったところがあるし、当時23歳という若さから、やっぱり終盤はClydeとの平和な家庭形成というのに憧れ始めて、途中から強盗が嫌になってしまっているように見えた

だから「自分たちの犯罪歴を消して、やり直せるとしたら?」とClydeに聞いたんだろうけど、Clydeは犯罪をして生きてきたところもあるし、最終的には恋だの愛だのには興味ないって感じで、Bonnieとは違う第2の人生を語ったんだろうな

わがままだし、すぐに不機嫌になって子供っぽいなと思ったところもBonnieにはあったけど、私もBlancheの金切り声には耐えられなくて、イラッとしたし、Clydeの煮え切らない態度にはモヤッとした笑
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