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俺たちに明日はないのmiwanのレビュー・感想・評価

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)
3.9
【再鑑賞】
7年前、本当に私は観たのだろうか、と疑問に思うくらい新鮮に感じた。
そして、私の記憶とことごとく違った印象だったので、もしかしたら7年前は違う作品を観ていたのかもしれない、と思うほどだった。

ボニーを演じるフェイ・ダナウェイは、なんとなくデビー・ハリーっぽくて(デビー・ハリーがあまり好きではない)やさぐれた感じがボニーの生き方にぴったりだ。
そして、時代を超越したファッションは本当にどれも素敵。たとえ、ボニーの真似をしたファッションをしたとしても、決してボニー自身にはなれないだろう。フェイ・ダナウェイが醸しだすオーラというか、ボニーそのものが醸しだすオーラというか、、、

そして、ファッションといえば、CWモスのファッションがすごくかっこいい。役柄を含めて決してスマートではないけれど、登場するたび(特に最初の登場シーン)、そのいでたちに目を奪われる。

先日鑑賞した『明日に向かって撃て!』と同じく、現状に満足できず選んだ破滅への道から引き返すことができなくなってしまった、と言うより破滅への道以外を自ら塞いでしまった主人公たちの儚さと短絡的な人生を見せつけられる作品だ。

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2016/3/14
★2.4
前半は、どういうテンションで鑑賞すればいいのか戸惑いながら観ていたので、あまり思い入れできなかった。ただ、フォードV8を始めとするたくさんのクラシックカーがどれも美しくてワクワクした。特に警察の赤い車が好き。あと装甲車(?)がかわいい笑。

後半は「トムとジェリー」を観るようなテンションに落ち着いた笑。
でも、あまりも有名な最後のシーンの手前の数カットにグッと引き込まれた。そしてあっけないエンディングはホントに素敵!
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