このレビューはネタバレを含みます
ROSSOの『人殺し(ブランコ)』を聴いていてふと観たくなった。
実際の事件が元の作品。
最期が蜂の巣なら即死だろうし、その前に愛を知って...もしも全てが水に流せたなら...を空想する喜びもあって(現実には無理なんだけど)...なら、案外悪い人生ではないのかもなぁと思うなど。
幸せも不幸も濃縮還元って感じ。
関係ない人を殺しまくってしまったのはよろしくないところだけど、
不景気の中、緩やかな毒にずっと身体を蝕まれて生きていく大衆には、彼らの生き方は眩しくも見えたのでは。