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俺たちに明日はないのABEのレビュー・感想・評価

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)
4.0
根っからの犯罪者クライドと彼に惹かれたボニーの無謀な逃避行。90年経っても忘れられることのない伝説の犯罪者だ。

ラストの生々しい一斉射撃は見ものであり、これこそがアメリカン・ニューシネマの代表作とされている所以である。また、全てを描かずして表現するのは映画の手法の一つであるが、性描写が当時としては踏み込んだ描写だったようである。

邦題が二人の状況を端的に表しており、とんでもなくセンスが良い。吹替版を見たのだが、最近の吹替とは違い、味のある口調と言葉の数々。兄の妻のキンキンした喚き声が頭から離れない。
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