大橋直樹

麻雀放浪記の大橋直樹のレビュー・感想・評価

麻雀放浪記(1984年製作の映画)
2.9
?!?!?
なんかすごい映画見たな
つまんない訳じゃないんだけどな?!
戦後の日本が舞台
特に冒頭の戦後の街並みはかなりテンションが上がる
すごくかっこいい撮り方
成田りょう(成田とおるさんだった、成田凌は俳優さんだ)さんがクレジットされてなるほどと思った
序盤はアメリカ兵達がライバルでそいつらをやっつけるも権力をかざされ全て奪われる所も面白いとは思う
40年代を80年代に撮った映画という事もあり
「ここ、アメリカ映画みたいだ!」「そうだな、観た事ねぇけどな」や「酒つげぇ!」「遅いからもう良いですよ」とかちょっと80年代っぽい価値観挟んでる?みたいなセリフにニヤニヤさせられた
ラストショットはちょっと神がかってると思う
それのために観てはほしい

でも…なんか、話がすっごく無いというか…
内輪で金を取り合ってる様なのか
文字にするとすっごく戦後から現在にかけての皮肉として面白そうなのに!
あんまり話が面白くない…
これは昭和の麻雀物として仕方ないかもしれんがイカサマで勝ってくの観てて全然カッコよくないよ!
麻雀って突っ込む、降りるの駆け引きと相手のスタイルにどう合わせていくかの知略が真髄だと思うから
たとえイカサマで稼いでいたのが事実だったとしても作品としては全く映えないよな
それでも中盤の積み込みを学んでいく展開の所はオッとなったんだけど
チューレン出したら死ぬってこの作品が最初なんかなぁ?笑
放浪記というタイトルの通り色々な場所を巡り様々なボスと出会っていくシークエンスは面白かった!
でも肝心の麻雀の部分と結局主人公は何者かになれたのかが宙ぶらりんな気がして好きと自信を持って言える映画ではなかった
大橋直樹

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