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リード・マイ・リップスののんchanのレビュー・感想・評価

リード・マイ・リップス(2001年製作の映画)
3.8
ジャック・オーディアール監督の3作目、鑑賞作品は5本目❗️

23年前の鮮度のあるヴァンサン・カッセル✨
ヒロインはエマニュエル・ドゥヴォスが難聴役
そしてオリヴィエ・グルメがヤクザのボス

社会から疎外された男女の奇妙なラブサスペンスミステリーでネオノワール🎞


難聴というハンディキャップを抱えるOLのカルラは、補聴器🦻を付ければ問題なく生活出来る。土地開発会社の社長秘書で日々事務仕事に追われていた。耳のせいもあり社交性ゼロで常に孤独を感じている。

そんなある日、仮出所中の青年ポールがカルラのアシスタントとして雇われる。PCの経験もなく役に立たないポールだが、ワイルドな魅力に興味を抱き何かと世話をしてしまうカルラ。

カルラが読唇術👄が出来ることを知ったポールはそれを利用して、ヤクザのボス、マルシャンの闇の組織から大金をくすねる算段を思いつく。
カルラはどんどん悪事に巻き込まれるのだが、それが段々と快感と感じるようになり、秘かな欲望をポールに向ける、2人は共犯関係で結ばれれていく...


妖しい雰囲気のヴァンサン・カッセルは魅力的💫

エマニュエル・ドゥヴォスは堅物でモテなさそう...しかしラストに行くに従い化粧も濃くなり恋する女は色気が出て💕
補聴器を付ければ聴こえるけど、付けないとほぼ無音。その時は怖いはず。でも唇を読んで行動する。

オリヴィエ・グルメは何を演じても安心の巧さ、この頃まだ30代。

カメラワークが忙しい感じ。顔のUPが多くスピード感があるのだけど、サッと違うシーンへ飛んだりする。これは編集技師でもあった監督の得意とする見せ場なのだろう❗️
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