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リード・マイ・リップスのpippoのネタバレレビュー・内容・結末

リード・マイ・リップス(2001年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

本当によく出来た脚本で、なにもかもが素晴らしい作品だった。
ヒロインがチョイブスなんだよね、それがいい。そのことがストーリーを支えている。
美人かブスかという話は多分タブーっぽいんだけど、この作品の重要な部分なんで敢えて書くけど、日本の映画で登場するのは大抵美男美女かネタ的なブスなんだよね。ネタ的なというのは、ブスで売ってるようなお笑い芸人枠とかブスで売ってる女優枠とか、その中間の何だかブスなんだよね、あれ? ブスか美人かわからん、って感じの子が出てる作品って皆無ではないけど、少ないし、あってもここまでストーリーに深く絡んでこないよね。(100円の恋とかはそんな作品なのかな? とも思えるが)
この話はヒロインがチョイブスというところが女の行動に説得力を生んでるんだよね、
でも男がヤクザに捕らわれてからのヒロインの行動はコンプレックスなんかかなぐり捨てて、ただもう男を救いたい一心なんだよね。そこがまたいい。
読唇術とこそ泥という特技を活かしたストーリー展開もいい、そうしてラストに二人がようやくキスをする、しかも熱く、その理由もいい。
なにもかもがいい。ホントに好きな作品だった。
これからも何度もリピするだろう。
ここでのレビューでこの作品を知り、魅力を知った。
丁寧なレビューで観る気にさせてくれたアナタに感謝します💛
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