経年変化

噴火山の女の経年変化のレビュー・感想・評価

噴火山の女(1950年製作の映画)
4.2
山映画であり島映画。娼婦A・マニャーニが18年ぶりに帰郷、排他的な町は当然歓迎せず侮蔑の眼差しを浴びせる。
ドキュメンタルなマグロ漁の光景なんかは『揺れる大地』と接続して嬉しくなるけど、飼い犬を生き埋めにしてから殺してしまうおばさま方の鬼畜っぷりや水中撮影での銛による殺傷バトル等、異様さを携えながらの命の篩による円環着地に、あぁ…この映画の主人公はあくまでも“島”なんだな…と戦慄