福福吉吉

ジャーヘッドの福福吉吉のレビュー・感想・評価

ジャーヘッド(2005年製作の映画)
2.5
◆あらすじ◆
海兵隊に志願したアンソニー・スウォフォード(ジェイク・ギレンホール)は過酷な訓練に耐え抜き、狙撃兵として湾岸戦争のため、サウジアラビアに赴く。しかし、アンソニーの部隊はただひたすら待機するだけで軍事作戦に参加できず、隊員たちのフラストレーションが溜まっていく。

◆感想◆
戦争が舞台であるにも関わらず、戦闘シーンがほとんど無く、大半が訓練とタガが外れてふざけているシーンとなっていて、私の頭の中は訳が分からない状態になりました。

主人公であるアンソニー・スウォフォードは、かなり変わった人物として描かれていて、これが元々なのか戦場の影響なのか分からないが、変人としての行動が目立ちました。ジェイク・ギレンホールの変人の演技がかなりハマっていて面白かったです。

ひたすら待機する兵士たちは精神的に壊れたように見えて仕方がありませんでした。それは戦うことを切望しているようにも見えました。本作の中で「地獄の黙示録」の上映会のシーンがあるのですが、ベトナムを爆破する姿に熱狂する兵士たちの姿を見ると「戦争したい」のではないかと感じる部分がありました。これは私の曲解ですが、戦場に来た以上、役に立ちたいという部分が兵士たちの本心として少なからずあるように感じました。

かなり変わった戦争映画で、私には分からない部分が多く、消化不良な状態で終わりました。残念ながら私には合わない作品だと思います。しかし、俳優たちの演技はどれも優れていてその部分は良かったと思います。可もなく不可もなくとしたいです。

鑑賞日:2023年8月20日
鑑賞方法:Amazon Prime Video
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