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トラック野郎 天下御免のNNNのレビュー・感想・評価

トラック野郎 天下御免(1976年製作の映画)
3.4
のっけからネタにまみれてて疲弊しきっていたが、灰皿とカップを間違えてかき混ぜている桃次郎を見ていたら、その出鱈目さが逆に面白く思えてきた。

かなりどうでもいいキャラに思われていた女トラック野郎が実は由美かおるの後輩だったり、ライバルの妹だったり、ご都合主義を逆手に取って笑わせにきている。ドライブインという場所を軸に全てのどうでもいいことが大した理由もなく結びついていく大胆さよ。(こうなってくると、ラストのミニチュア撮影も「OPの伏線回収~!!」ってことなんでしょうな)

媚びを通り越し、積極的に低いところを流れようとするアナーキーな精神に感性を揺さぶられる。まあ、主題歌とか桃次郎・ジョナサンのキャラ性など、シリーズモノとしての魅力あっての面白さとも思うので、決して人には薦めませんが。

(トラック野郎って下ネタ多い印象あったけど、ここまで見境なく乱発する系でしたっけ??)

備忘録↓
・トルコのシーンが無いのはこの4作目が初めて!??
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